2012年8月29日
英国でださているニュー・インターナショナリストというオピニオン誌がある。Global Issues について信頼のある記事が寄せられている。Time やNews Weekは知っていても、あまり知られていない。20年ほど前に日本に来られたケイト・ストノエルさんが日本で普及させることを思い立ち、インテリンクスという会社を起業された。主な記事を翻訳したり、独自取材による記事もつけた日本版をつくられていたが、ざんねんながら廃刊になった。
ケイトさんからニュー・インターナショナリストの記事の教材化の提案を受けている。現在、ケイトさんは、インドに留学されており、スカイプで結んでお話しをうかがった。また、元インテリンクスにおられた諸さんから、ご苦労についてもうかがった。
その後、これまで取り組んだことある教材、これから扱ってみたい教材について、また、それらを通じて何を生徒に伝えたいか、いわば英語教育のフレームワークについて、だしあった。模造紙のチャート:
次に倉本さんから、 Great Peace Makersをもとにテーマについて調べ、発表するという実践が報告された。
コンテンツ(教材内容)とともに「方法」が重要である。考えをやりとりする工夫をする。グローバル教育では、多様な意見をひきだし、やりとりをするやり方が多用される。それらの手法は英語の授業にも応用可能であり、淺川がこれまで手がけたテキストでも発展課題として取り入れてきた。Inspireing English 3(金星堂)から、1)ツアーリズムをテーマとして、どの目的地を選ぶか、2)外国から来た人が困っていたらどのようにアドバイスをするか、例示されたものから選択をして応答するようつくられたものが紹介された。
また、かかわりあいながら学ぶ協調学習を推進する CoRefの事例から「未来の車はどんなものになるのか」をグループで体験した。あることがらについて書かれた3種類の英文について、それぞれが読んだ後、同じ種類の英文をペアないしグループで確認をする。そして、グループを異なったすべての英文をもつよう再編し、問いに答えるというようすすめた。
時間があれば、In the Global Classroom からもアクティビティを紹介する予定であったが、書籍の提示にとどめた。
註:グローバル教育へのリンク など。